2021年4月16日
SKE48劇場 チームKII「最終ベルが鳴る」公演 18時30分開演

※仕切り:水野愛理
お手紙
高柳明音より
江籠さんへ
21歳のお誕生日おめでとう。
本来なら私は1年前に卒業していて、この場にいなかったはずの人間で、江籠さんにこうやって手紙を書いているのは不思議なんだけど、こうやってお手紙で言葉を伝えるのはいつぶりなのかなと調べてみたら2016年の江籠さんの生誕祭の時に書いたのがおそらく最後だと思います。なので5年ぶりのお手紙になるのかな。
普段言葉にして想いを伝えるのが下手くそな私なので、これを機に伝えられていなかったこと色々正直に話しますね。
まず最近本当によく頑張ってるね。めちゃくちゃ褒めてあげなきゃってずっと思ってました。
目標だったソロコンサート、自信がなかった歌も堂々と1人で歌えるようになっていたり、どんなMCや仕事を任されても「大丈夫」ってぐらい安定感まで出てきちゃって、知らぬ間に成長していた姿を最近度々目の当たりにして素直に凄いなって思っています。
そんな江籠さんを見て嬉しいって気持ちと、ちょっと寂しいって気持ちがあります。
一時は私がいなくなってしまったらこの子はどうなってしまうんだろうと本気で心配していた時期がありました。
2年前ぐらいかな? 色んなことが重なって潰れてしまいそうになっている姿をそばで見ていて、こんなにボロボロの心でこれ以上SKEを頑張らせることが正解なのだろうかと私もとても悩むことがありました。
私が卒業を決める前に「私、卒業を決めました」って言ってきたこともあったね。だけど「もう一度頑張る」って決めてからは少しずつアイドルを続けていく上での覚悟みたいなものを感じるようになりました。
それから少しずつ私だけに頼るんじゃなくて、色んなメンバーに話を聞いてもらったり、仲間や味方がたくさんいるってことにちゃんと気づいてからまたSKEでの活動を楽しんでいる姿を見るようになってほっとしていました。
そんな子離れみたいな感覚に、自分は親みたいなものになっているような気持ちになっていたんです。
だけど私の卒業コンサートが延期になって、私がSKE48から卒業できていないのに本来なら卒業していたからと参加できない仕事も多かったりしてSKE48での活動はほぼゼロ。皆に会うこともほとんどなくて、自分はこのままSKEのメンバーとしていていいのだろうかとか、本当に卒業コンサートはできるのだろうかとか1人で悩む時期がありました。
そんな時にずっと欠かさず連絡をくれたのが江籠さんでした。夜になると「声が聞きたくて」とか「寝れなくて」とか電話してきてくれて、本当はとっても嬉しかったよ。
私は変なところで恥ずかしくて素直になれなかったりして自分から電話をかけることはほとんどなかったけど、いつも私の言う「寂しかったり寝れなかったりしたらいつでも連絡してね、電話もいつでもかけていいよ」って言葉は本当はしてくれたら嬉しいし、私と話したいって思ってくれてることが嬉しいから言っていました。本当に不器用でごめんなさい。
コンサートのリハが始まって、私がSKE48に戻ってくる時、いつも決まって「明日やっと会える、楽しみ」とか直球ストレートな言葉をいつもくれるから私はいつも安心してSKEに帰ってくることができました。自分がSKEで活動できない間も「まだここにいていいんだ」って思わせてくれたのは江籠さんの存在がとても大きかったです。本当にありがとう。
これが私が卒業する前にちゃんと伝えておきたかったことです。ありがとうでいっぱいです。
私に心配かけないようにって頑張る姿を見てきたけど、きっと私も心配されないようにずっと強がっていたんだと思います。
我ながらなかなか素直になれず、自分でも嫌になるこんな私だけど、これから先もずっと一緒にいてくれたら嬉しいです。
まだまだ伝え足りないこともありますが、これ以上は私のライフが持たないのでこの辺にしておきます。
それでは最後に。
江籠裕奈はファンが応援してて幸せになれるアイドルだと思う。そして色んな子が目指したくなるようなそんなアイドルだと思う。胸を張って自分のアイドルを貫いてください。
そして何よりアイドルを、SKE48を楽しんでください。
いつかやりきった時には前、私にくれた手紙に書いてくれてた約束ちゃんと果たしに来るからね。それまで精一杯アイドルしてね。ずっと見守っています。
何かあったら連絡してください。どこにいても飛んで行きます。
これからも一番の味方だよ。
高柳明音より

生誕スピーチ
まずは今日はこんなに素敵な生誕祭を開いてくださって本当にありがとうございます。
ありがとうございます。
そうですね、去年は20歳の記念、記念というかある意味節目の年だったんですけど、まぁ色んなね、こういう厳しい状況の中で生誕祭もなかったし、なかなかこうアイドルとして活動することができなくなってしまって、「嗚呼なんか大事な1年無駄にしちゃってるんじゃないかな」ってけっこう悩むこともたくさんあったんですけど。
まぁずっと夢だったソロ公演も、まぁハタチの内にできたらいいなと思って掲げた目標だったんですけど、きっと無理だろうなって、やっぱ公演もなかなかできない状況だったので凄い正直諦めていたんですけど、ほんとに3月13日にボトムラインで1人でステージに立つことができて本当に夢のような時間で。
なんだろう、言葉にするのが凄く難しいけど、こう私が1人でステージに立ちたいって思うようになったきっかけはやっぱりこうSKEに入ってこういう大人数のグループで活動する中で、自分の特技とか、なんか趣味とか、そういう得意なことを活かしてお仕事を掴んでいくメンバーが多い中、やっぱり、なんだろう、アイドルとして色々こなすことはできるようになっても、「なかなかあんま外で活躍する姿見ないよね」とかそういう風に言われるのが凄い一時期悩みだったこともあったんですけど、やっぱりいつからかそういう、私はこのアイドルを、何か1つの通過点としてやってるわけじゃなくて、ほんとに常に今を一生懸命に生きてるし、「SKEが好きだ、アイドルが好きだ」っていう気持ちだけでここまで走ってきたことに気がついて、「あっ、自分のやりたいことってアイドルだな」って思ったので、こう1人でステージに立ってたくさんの方を幸せにできたらいいなと思ってソロライブを目標に掲げてました。
でもやっぱりなかなかうまくいかないこともたくさんあったし、さっきちゅりさんが手紙に書いてくれてたように一時期ほんとにもう、もうSKEでできることはないなと思って卒業を決めてた時期もあったりしたんですけど、やっぱりこうなんか、今アイドル10年目になるんですけど、こんだけ長い時間が経っても新しく見つけてくれる人がたくさんいて、まだ好きでいてくれる人がたくさんいて、「久しぶりに会いに来たよ」って戻って来てくれる人がいて、やっぱり自分はSKEだからここまでなんか楽しくこれたし、まだSKEでできることがあるんじゃないかなと思って、もうそれだけを信じてやってきたんですけど、最近はその研究生公演の楽曲を決めて欲しいってお話をいただいたりとか、そのSKEのユニットが外でやるライブを感想を聞かせて欲しいから見に来て欲しいってスタッフさんに頼まれたりとか、「あっ、なんかアイドルとしての自分を必要とされてるんだな」っていうのを凄く実感できて、凄く最近は、なんだろう、凄く楽しいし、やりがいを感じてます。
なんか、やっぱりこうなかなか芽が出ず、皆さんに心配かけたりとか、幸せにできなかった瞬間ももしかしたらあるかもしれないけど、こうなんか最近、こう1人でステージに立ったりとか、色んなところでお仕事する度に「あっ、なんかやっぱ、やっぱ凄いね」とか他のファンの人から言ってもらえる度に、なんか皆が凄い誇らしげにしてくれてるのが凄い私も嬉しいので、これからも自慢の推しでいれるようなアイドルでいたいなと思います。
やっぱこういう制限のある中なので今日は配信で見てくれてる人もたくさんいると思うんですけど、いつもほんとに会えなくてもちゃんと気持ちは届いてるし、前回やったソロライブも1回だけじゃなくて、ほんとに前回の評判が凄く嬉しいことに良かったので、多分絶対次につながってると思う。だからまた会いに来てくれたら嬉しいなと思います。
そうだなぁ、21歳の目標は、そう自分の夢である、今の目標であるこの1人でもファンの人を幸せにするっていうのを叶えるためにソロライブまたやりたいし、いつかはこの劇場で1人でも立ってみたいし、あとはやっぱり10周年イヤーなので、やっぱりこう「10年頑張ってきて良かったな、頑張ったな」と思える、なんか年にしたいし、やっぱりこう今まで支えてきてくれたすべての人に感謝の気持ちを伝えたい、特に伝えたい年でもあるので、まずは11月の10周年に向けてなんか、突っ走れたらなと思います。
なんだろう、ほんとにやっぱりそばにいてくれたちゅりさんとかが卒業されてしまったりとか。卒業されてなかった、まだ(笑)
これから卒業されてしまったりとか凄くなんか心細いなって時もあるけど、やっぱりなんか、そんな気持ちも吹き飛ばしてくれるぐらい味方でいてくれるファンの人がいて、笑わせてくれるメンバーの皆がいて本当に、本当に今幸せなので、もうちょっとアイドル続けようと思います。(拍手)
やっぱ、なんだろう、小学生で入ったので昔に比べたらできることももちろん増えたんですけど、やっぱりなんか昔に戻れないなって思う瞬間もたくさんあって。
だからこそほんとに今楽しみたいし、常に誰かの見本でいれるようなアイドルになりたいです。
でもほんとに、ほんとに幸せ。うん。
ほんとにやっぱこうやってなんか会える機会も少なくなっちゃったから私からこう皆さん1人1人にありがとうを伝えることがなかなか当たり前じゃなくなっちゃったから私も皆に感謝の気持ちが伝わってるか凄く不安だけど、本当に皆のおかげで今ここにいるので、これからも幸せにしてください、私のこと。で、一緒に幸せになりましょう。(拍手)
ほんとに元気に健康に頑張ります。今日はありがとうございました。
※8分25秒

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