2020年1月25日
NMB48劇場 チームM「誰かのために」公演 17時開演

※仕切り:石塚朱莉
堀詩音からのお手紙
あんたんさん、お誕生日おめでとうございます。
あんたんさんと同じチームになって、渋谷チームMとして「誰かのために」公演がスタートしてからもうすぐで1年ですね。
正直同じチームになるまでは運動神経がとてもよく、お父様が熱烈なちゅりさんヲタ(客笑) そしてすっぴんで話題になった方という、大変失礼な話ですが、いかにも「井尻晏菜」とネットで調べたでしょ?というようなイメージしかなかったんです。
ですが、この1年でそのイメージにプラスαでどんどんどんどんあんたんさんの素敵なところをもっともっと知ることができました。
い~っぱい素敵だなって思うところがあるんですが、一番同じチームになって身にしみて感じたのは、誰よりも周りを見てくださっていることです。少しの変化にも気づいてくださる天才です。
あんたんさんはもう忘れてしまったかもしれませんが、私が以前少し悩んでいた時に、何も私からは言っていなかったのに気づいてくださり声をかけてくださりました。
その時に「あなたはそのままでいいし、自由にやるのが一番だよ」って言ってくださったことが凄く心にグッときて、「頑張ろう!」って気持ちになったんです。
昔、卒業した同期の村中有基ちゃんから「あんたさんは本当に周りをしっかり見てる方」と聞いていたけど、噂は本当でした。同じチームになって、このことに気づくことができてよかったです。
去年の12月には舞台に出演されていて、本当は会場へ行きたかったけど、「見に行きたいです」って声かける勇気がなくて行けなかったんですが、SNSの写真で見るだけでもいつものあんたんさんじゃない「女優あんたんさんだー」と目がハートになったので、今年の1年色んなあんたんさんを見れるのを楽しみにしています。
改めてお誕生日おめでとうございます。
あんたさんにとって最高な1年になりますように。
あんたんさん、あんたんさん!
あんたんさんの作るお菓子が大好きな堀詩音より
父からのお手紙
(代読:安田桃寧)
※団扇手紙1枚目
お誕生日おめでとう。
今年もたくさんの方に誕生日を祝ってもらえて良かったな。
周りにいてくださる方々に感謝を忘れたらあかんよ。
毎年生誕祭が終わった瞬間から来年の生誕祭の手紙のネタ集めをして8回目。今回が一番思い出の少ない1年やったわ。(客笑)
※
井尻晏菜「知らん知らん」
前半、絶対に晏菜はBIIレジェンドになると思ってたのに、チームMに変わり、1期生の先輩たちが初めてもらった父の大好きな曲「ライダー」のある公演に変わり、今年は劇場に行く機会が増えるやろなと思っていた。
3月18日に初めて見に来た時、1期生との違いを感じたのを覚えている。
次に見る時にはもっと楽しい公演になっていくんだろうなと期待していた矢先、
BII公演のセットリストを知ってしまった。(客笑&ざわざわ)
※
井尻晏菜「ざわざわしてきました。ざわざわして参りましたよ」
ずっとBIIにいた晏菜がいなくなった途端にセットリストに
クロスが入っている。(客笑)
※
井尻晏菜「ざわざわして参りました」
あのクロスをNMBでできるのに、そこに晏菜がない。
ありえへん。頑張ってる晏菜が初日メンバーに選ばれなくても、ツアーメンバーに選ばれなくても、選抜に入れなくても、どんな時も恨んだことはなかった。
あなたの努力が足りないだけやと自分に言い聞かせてきた。
でも
この時ばかりは運営さんを恨んだわ。(客笑&拍手)
もし晏菜がBIIにいたらクロスを公演で見ることができたかもしれないのに、複雑な思いで毎日を過ごしていた、そんな時、あの1年戦争が始まろうとしていたんよな。
SNSでは「冷戦中」とか、逆に「ビジネス不仲」とか言われてるけど、本当は父を無視する娘が正しい表現やと思う。
日頃の生活の中で交わす会話が親子の思い出になり、生活の中での思いやりが親子の絆になると思うねん。後半は思い出なんて何もなく、絆って脆いんやなって実感したわ。(客笑)
何か用事があるとお母さんを通して聞いてくるし、同じ家の中にいてもたった1行のLINE。こっちからLINEしても既読スルー。(客笑)
去年父からのLINEは472回。晏菜からの返信は358回。このうち1行ずつ区切られたものをまとめて1回と考えると153回。
既読スルーの回数は悲しくなるから数えるのやめた。
晏菜が怒っている原因もSNSで検索して知った。実際のラジオの音声も聴いた。
※団扇手紙2枚目
晏菜の親友の結婚が決まり、招待状が届き、そこに晏菜がイラストを描こうとした時から始まったんやな。
晏菜が描く絵を「自己満足、自己中」と言ったことに腹を立てているらしいけど、本来アートは自己満足をどれだけ多くの人が認めてくれるかやと思う。
自分の作品を否定されたからといって、それに対して「謝れ」というのは違うと思う。そもそも自分が満足していないものを世に出す方が間違いやと思っている。
褒められたいから描く絵に魅力なんかないと思うよ。
自己中って言ったのは絵の中でしか前に立って自己主張してない晏菜が歯がゆくなったからやで。
招待状に描くんではなく、自分からウェルカムボードを描かせてとか言えないんかとイライラした。
自己主張せず自信のあることだけ一生懸命で苦手なことからは逃げている。いや、目をつぶっている。父にはそう映って仕方なかった。
毎年生誕祭での晏菜の言葉に親として期待し続け、見守ってやろうと決意し、裏切られた気になってモヤモヤする。
そんな日々を過ごしているうちに、いつからかアイドル井尻晏菜を好きではなくなっていた。
大切な娘やけど、推しメンではない。そんな1年やった気がする。
舞台の話が決まった時、晏菜が小学校の頃、オーディションで数秒で本気泣きして演技力アピールし、合格したことを思い出した。
最初はアイドルではなく女優を目指してたもんな。
アイドル好きの父がいたからアイドルになった娘。そのこと忘れてたわ。
ほんまは誰よりも推してなあかんのに、ごめんな。
舞台での晏菜の評価を検索して、そこそこの評価をしてもらったのは嬉しかったし、実際に舞台を見て頑張ってるのも伝わってきた。予想以上にちゃんとできてたと思う。
アイドルとして掴んだチャンスの1つ1つを積み重ね、夢に向かって活躍してな。
晏菜が
鳥のように大きく羽ばたく日を楽しみにしてるわ。
※団扇手紙3枚目
最後になりましたが、アイドル井尻晏菜をいつも応援してくださる皆様には本当に感謝以外の言葉が見つかりません。ありがとうございます。
また生誕委員の皆様、スタッフの皆様、その他娘に関わってくださる多くの皆様、本当にありがとうございます。今後とも娘をよろしくお願い致します。
メンバーの皆さん、日々成長しておられる姿にいつも勇気づけられています。これからもさらなる進化を期待しています。そして娘と共にいてくださって、ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
鳥推しの父より (客笑 → 拍手)
追伸
誕生日に晏菜がもらってきたスイーツは1週間遅れの父への誕生日プレゼントと脳内変換して内緒で美味しくいただきました。百香ちゃん、あみるん、ありがとう。
(手紙後)
井尻晏菜「ケーキをね、お菓子をくれたんで。ありがとう」
堀ノ内百香「いえいえ」
井尻晏菜「お父さんと分けっこしましたんで、ありがとうございます」
生誕スピーチ
改めて本日はこんなに素敵な生誕祭を開いてくださった生誕委員の皆様、そしてモニター観覧してくださってる皆様、DMM配信をご覧の皆様、いつも応援してくださってる皆様、本当にありがとうございます。
そうですね、私がNMB48に加入してからもう9年が経つのかな、あとちょっとで。9年になるのかな。
9年前の私は、なんだろうな、まさかここまでアイドルができると思っていなかったですし、こんなにも好きなことが仕事に繋がると思ってませんでした。
でも、それでも好きなことを仕事につなげるのに
7年ぐらいかかりましたね。
そう、7年ぐらいかかってしまって、凄い歩みは遅かったんですけれども、それでも皆さんが諦めずにずっと私の隣を歩いてくださって、ずっと「頑張ろうね」って言ってくださったことが本当に心強くて。
そうだな、心強かったですし、凄いあの、同期のね、色んなメンバーが卒業発表していくと、たくさんの方から「まだ卒業しないでね」って言っていただくことが多くなりました。
それはやっぱり年齢のこともありますし、その9年間という、やっぱり数字もあるんだと思うんですね。
で、その、なんだろうな、で、私自身そんなNMB48としてまた必要としていただいてるんだなっていうのは凄く嬉しかったんですよ。
それと同時に、そうじゃない私は応援してもらえないのかなっていう不安も凄く大きくなってて。
でもやっぱりNMB48にいる以上は
いつかはここを去ってしまう日がくると思うんですね。
でも私がそんな時に
スタッフさんから言っていただいた言葉は「
ここはゴールじゃない」と、「
ここは通過点だから、やりたいことが明確に決まったんだったら一歩を踏み出すべきや」って言っていただいたんですよ。
それが凄くありがたくて、凄く力にもなりましたし、私が今させていただいてるラジオの仕事だったり、その舞台をさせていただいてたりっていうのはやっぱり井尻晏菜としてではなくNMB48という肩書きがあって成り立っているものだと思うんですね。
でも、それでもその色んなスタッフさんたちに「この子にこんなことをやらせてみよう」だとか思っていただけることがやっぱり凄く嬉しいですし、それに応えたいなと思いましたし、一緒にファンの方と夢を掴む瞬間をファンの方と一緒に見たいなって思いましたし、凄く凄く1年間楽しかったです。
本当に色んなことをさせていただけて、初めてのこともさせていただけて。
いざNMB48という枠を出て、外に出て色んな方とね、なんか関わることも多かったわけじゃないですか。
そんな時に色んな感情に触れて、色んな感性に触れて、色んな思いや色んな言葉に触れて。
やっぱりやりたいことが凄く明確になってきました、前よりか。
ナレーターになりたいですし、
ラジオもやりたいですし、それと同時に
お芝居がしたいなって凄く思いました。
なんか舞台をさせていただくまでずっとね、そのファンの方から「あんたん、舞台に出なよ」って言っていただいてたんですけど、「えー、それはなんかなー」って有耶無耶にしてたんですけど、やっぱりさせていただいたことによって「
舞台って楽しいな、お芝居って楽しいな」って改めて思いましたし、これからそのお芝居っていう枠も挑戦していきたいなって思いました。
そうですね、さっきも言いましたがいつか私はここを去る日が来ると思います。
でも、それでも、皆さんにはわがままだと思いますけれど、変わらずに隣に立って、私が夢を掴む瞬間を一緒に見ていただきたいですし、そばで支えていただけたら凄く嬉しいですし、変わらずに「好きだよ」って言っていただけたら凄く凄くありがたいなって思ってます。
だから、
ここでもう少しだけ、もう少しだけ頑張ったらその一歩を踏み出させてください。
その時はNMB48じゃなくなっても変わらずに井尻晏菜を応援していただけると嬉しいです。よろしくお願いします。(拍手)
客「ついていくよ!」
ありがとうございます。
そしてですね、ちょっと、最後にそうですね、
これから入ってくるであろう7期生の仲間たちやNMB48の私の後輩たちに伝えたいことは、そうだな、立ち止まってもいいですし、振り返ってもいいけど、もうどうしようもなくなったら休んでもいいんです。
でも、私も7年間好きなことをお仕事につなげるのにかかっちゃったから、絶対に諦めずに進んでってほしいですし、いつでもどこにいてもファンの方っていうのは推しメンを見つけてくれはるし、私たち先輩もいるし、家族や友人やスタッフさんもいるので、迷わずに先輩というのを頼ってほしいですし、私は決してそのダンス面だったりで教えられるような先輩ではないですけれども、何かあった時は全力で力になるので、溜め込まずに、もうどうしようもなくなったら色んな人を頼ってください。
私が、ね、2期生さんや1期生さんにそうしてきてもらっていたので、皆も迷わずに私たちの手を掴んでいただけたらなと思います。
そしてね、最後にね、本当に最後ね。
うちのお父さんね。
私は一番最初の生誕祭かな? の時に「父が嫌いです」と言いました。多分「世界で一番父が嫌いです」的なこと言ったんですよ。
だけど、ここに入って得たものは父のおかげなので、それは心の底から感謝してますし、だから、長いこと喧嘩しちゃいましたけど、そうですね、1つ言えることは
私のお父さんになってくれてありがとうとだけ伝えておきます。(拍手)
今日は本当にありがとうございました。(拍手)
※8分47秒
(スピーチ後)
石塚朱莉「いじりさんはね、なぎちゃんを支えるだけじゃなくてね、私たちチームMのメンバーのこともたくさん支えてくれて。私なんかはね、すぐにね、怒ったら「いじりさん怒った」って言って愚痴をすぐ言いに行ってしまうんですけれども、そんな戯言にも付き合ってくれる素敵な私の自慢の同期でございます」拍手
実況ツイート
(Twitterより)
本日24時よりアーカイブ配信開始