前方9列はほぼ立ちで、あとスロープ側は最後方2列が立ち。その立ってるエリアは凄い盛り上がりで、その間はほぼ座りで静かに見守る感じ。ちょっと異様な光景だった。そう言えば2007年のAKB48初めての全国ツアー、福岡の時もこんな感じだったでしょうか。前方は凄い盛り上がりで、後ろはおそらく関係者の方だったり、空席だったりで静かだった。
ステージも狭くて、驚いた。横幅はAKB48劇場よりもちょっと狭いぐらいに感じた。上手と下手にそれぞれ1台ずつ大きな車のオブジェがあり、その部分の奥行きは2メートルもないぐらいだった。
もちろんチーム8のメンバーにとって立派なコンサートに変わりはないが、なんとなくミニコンサートを見ているような感じだった。
ステージの狭さも影響していたとは思うし、今日の中国四国九州の16人にとっては初めてのツアーで緊張もあったと思うが、それを差し引いてもはあまりいいデキではなかった。全体曲もユニット曲も振りはあまり揃っていなかった。
でも、公演自体は凄く楽しかった。そこがチーム8の不思議なところであり、魅力の1つなのかもしれない。
熊本の
倉野尾成美はダンスが前回見た時よりもだいぶ上手くなっていて、ちょいと感動した。振りにスピードが出てきた。
宮崎の
谷口もかはとても明るく元気一杯。どこにいてもひと目でわかるほど輝いていた。この子はひと目見ただけで、こちらも明るい気分にさせてくれる。
セットリストは、全体曲はおおよそ石川と同じで、ユニットはガラっと変わった。
倉野尾成美と
宮里莉羅の「となりのバナナ」がとても可愛らしかった。宮里さんが実際にバナナを持って登場し、笑ってしまった。
石川では
長久玲奈がアコースティックギターを演奏したり、
横道侑里がタップダンスを披露したが、今回の長崎では、愛媛の
高岡薫がバイオリンを披露した。とてもキレイな音色が場内に響き渡った。
■備考2回目の公演の前に、
下尾みう・
岩崎萌花・
倉野尾成美が物販に参加。最後に地元の岩﨑さんが「コンサート頑張ります」みたくひと言挨拶。それと、3人がグッズを一品ずつ持って、撮影。倉野尾さんは8のペンライトだった。1回目の前にも物販があったらしい。(参加メンバーは不明)
■2回目(17時開演)感想2回目は、前方エリアが1列減って、8列に。1回目同様、前方エリアと最後方の2列が立ちで、凄い盛り上がりだった。その間の席は、1回目よりも立ちは少し増えたが、座りの方のほうが圧倒的に多かった。
メンバーたちのパフォーマンスは石川の時と同様に、1回目よりもグっと良くなった。1曲目から笑顔の量が違ったし、ダンスもよくなったし、振りもまずまず揃っていた。
自己紹介MCは1回目と同じようなことを話したもメンバーもちらほらと。今までチーム8がやったことのある公演はPARTY公演だけで、あとは曲数の少ないイベント。 30曲近くやるコンサートは今までの経験からすれば敷居がかなり高いのであろう。ダンスに精一杯で、余裕がないのかなと。だから、MCなど細かい点は長い目で見ようと思う。
地元長崎の
岩崎萌花は1曲目が始まる前の掛け声を担当したり、自己紹介MCでは最初に挨拶したり、石川での
北玲名同様に出番は多かったが、率直にあまり目立った感じはしなかった。岩﨑さんは話す時に笑ってしまったりなど、ちょっと緩いというか、隙が多いかなといった印象。
近くの席に3歳ぐらいの女の子が2人いて、巨大ボールが客席めぐった時、触りたかったのか大騒ぎしたり、大人たちがパンケチャしてる時、その女の子たちもケチャみたいに手を動かしたりしてて、それがなんとも可愛らしかった。ほっこりした。
1回目同様、凄く楽しく、いい感じに盛り上がっていた中で、アンコールにてとある口上が行われた。劇場公演を引き合いに出し、立つと小さい子が見えないから、アンコール以降は全員座りませんか?といった提案だった。場内はだいぶ微妙な雰囲気になった。
アンコール明け、前方エリアは半分ぐらいの人が座ったが、3曲目に入るとほぼ全員が立ち上がって応援した。
そもそも劇場で(椅子席に)座るのは、劇場だから。ホールは立って応援するのも座って応援するのもその人の自由。立って盛り上がりたいと思う人が多数ではないだろうか。中には賛同した人もいたかもしれないけど、私は、全員座らせるのはちょっとな~という気分になった。少なくとも今日はファミリー席はスロープ側にあり、その一帯は座っていたので小さい子供でも問題なくステージは見えていたと思う。立ちだった前方エリアには小さい子は、私が見た範囲ではいなかったように思う。提案した人はちゃんと会場全体が見れてたのかな~と。
アンコール明け、急に座りが増えた客席を見てメンバーたちはきっと動揺したと思うし、その口上で気分を害されたという知り合いの人もいた。
チーム8の人気が上がっていけば、色んな人も増えていくんだろうなと今日のコンサートと見て感じた。
以上